不動産トレンド
オーストラリアについて
オーストラリアは先進国の中の新興国といわれ、毎年約30万人の人口増加に伴い経済成長も拡大、2017年には経済成長が世界最長(26年連続)を記録しました。活発な内需による市場規模の拡大と経済成長、そして豊富な鉱物資源と農産品、更に美しい観光資源に恵まれ、絶え間ない経済成長と豊富な資源を背景に、豊かなライフスタイルが実現されています。
その豊かなライフスタイルに憧れ、多くの日本人がオーストラリアに別荘を購入し悠々自適な生活を過ごしているほか、資産分散や資産防衛の観点からオーストラリア不動産をお求めになる資産家・投資家の方も多く存在します。また、教育のグローバル化に伴い、お子様の安全な留学先としてオーストラリアを選択されるご家族も増加傾向にあります。
この様な背景をもとに今後も更なる成長が期待できる国です。
オーストラリア不動産の魅力
- 1.高い経済成長率
- オーストラリアの国土は日本の約22倍で、人口は2400万人。先進国の中の新興国と言われ、自然増加と移民増加により毎年約30万人の人口が増加し、それに伴い1997年に85兆円程であった実質GDPは2017年には約154兆円とほぼ倍に増加。豊富な資源と力強い内需により、高い経済成長が実現され、不動産価格も居住不動産を中心に上昇しています。
- 2.所有権が保証
- オーストラリアでは外国人による不動産の所有権を認めています。日本と同様にその物件の使用・収益・処分という行為が、法律により保証されています。
- 3.高い市場透明性
- 不動産の売買取引事例が公開されており、不動産の取引詳細(価格・売買日・物件詳細等)が入手可能です。初めてオーストラリア不動産を売買する人でも、近隣の取引事例等の公開情報を参考に、不動産の適正価格を検証することが可能です。
- 4.賃貸需要が盛ん
- 毎年約30万人の人口増加が継続しているオーストラリアでは、住宅不足が慢性化しています。その住宅不足を受けて、賃貸市場は基本的に貸し手市場。全国的に空室率は2%~3%前後で、地区によっては1%前後のところもあります。日本の借地借家法のような借主保護の考え方はなく、賃貸借期間が満了すると、貸主が無条件で明け渡し可能なため安心して賃貸事業ができます。
- 5.不動産の流通性が高い
- オーストラリア人はライフステージ合わせて一生に4~5回家を買い換えると言われています。中古不動産市場が確立されているために、不動産の換金性は高く、売却活動を始めてから平均120日前後で売却代金が手元に入ります。オーストラリア人の不動産に対する関心度合いは高く、不動産情報サイトも充実していることから、購入希望者を募ることは難しいことではありません。
- 6.売買の安全性が高い
- オーストラリアでは不動産取引をする際、当事者双方が弁護士をたてて取引をすることが商習慣となっています。弁護士は依頼人の利益を最大限に保全する責務を有しており、初めてオーストラリア不動産を取引する方でも安心して取引ができます。
各エリアの特徴
- ゴールドコーストの不動産
- ゴールドコーストはオーストラリア最大の国際リゾート地です。年間を通じて温暖な気候、紺碧の太平洋の大海原、40キロ以上も続く白砂のビーチ、波が穏やかな広大な内海(ブロードウォーター)、そして世界遺産の太古の森など大自然が広がり、人の心豊かにさせてくれる景色や環境がここにはあります。小さな避寒地として始まり、冬の季節は寒くなるシドニー、メルボルン、隣国のニュージーランドから多くのロングステイヤー(長期滞在者)を迎えていました。大開発のきっかけは1990年代、恵まれた環境に目をつけて大型ホテル、ゴルフ場、マリーナ、コンドミニアムの開発等により、観光インフラの整備が一気に進み、一躍、オーストラリア最大のリゾート地となりました。その後も、コンドミニアムの開発、市内の路面電車の整備が完了するなど、今では国内外からの観光客が年間で1,200万人程訪れるリゾート地へと発展しました。大規模開発のきかっけとなった1990年代のリゾート開発のほぼすべてに、日系企業による莫大な資金が投下されていたことは現在ではあまり知られていません。その意味では、世界に誇れるリゾート地が日系企業の資本により作られたと言っても過言ではありません。
多くの観光客は、ホテルを利用するよりコンドミニアムを利用するため、ゴールドコーストではコンドミニアムを別荘として所有し、年間の2-3週間は自身で利用し、それ以外の利用しない期間は、運営会社を介して内外の観光客に宿泊や長期貸し出しで収益をあげる、という仕組みが完結に出来上がっています。
- 1.サーファーズパラダイス
- ゴールドコーストを代表する中心地がサーファーズパラダイスです。ゴールドコーストはこの街を中心に広がりました。日本人を含む外国人の観光客が先ず訪れるのがサーファーズパラダイスで、高級ホテル、ホテルコンドミニアム、コンドミニアムが多く建っています。人気がある物件は、やはり高層階東向きのオーシャンビュー、次いで冬場でも日当たりがよく内海を遠方にみる高層階北向き、そして遠方に岬を望む高層階南向き、世界遺産のヒンターランドを望む高層階西向きの順番になります。コンドミニアムの売買取引数及び中央値は、直近データによると年間19,200件程で、流動性が高く、中央値は約A$370,000(約3,300万円)となっています。戸建は数が限定されているため年間1800件程で、中央値はA$1,200,000(約1億円弱)となっています。2014年に路面電車の運行が始まり、この街を中心にゴールドコーストの主たる観光スポット、ショッピングセンター等への移動が容易になり今後も外国人観光客の増加と共に成長が見込めるエリアです。
- 2.ブロードビーチ
- サーファーズパラダイスに次いで、規模の大きい街がブロードビーチです。ただ、サーファーズパラダイスの趣と異なるのは内外の観光客のみならず、ゴールドコーストに住むローカルの住人も好んで集まる場所という点です。大型コンドミニアムを含む再開発プロジェクトが15年ほど前から進み、それに伴いお洒落なカフェやモダンレストラン、そして高級日本食レストランなどできました。またブロードビーチの代名詞である「ザ・スターカジノ」や、ヨーロッパの高級ブランド、ユニクロ等が入るクィーンズランド最大のショッピングセンター「オーストラリアフェア」があるのもこのエリアです。最近このエリアで注目を集めているプロジェクトは「ザ・スター・レジデンス」です。24時間営業のホテル・カジノがある敷地内に建つこのホテルコンドミニアムは、国内のみならず外国の富裕層・投資家の間で人気があり、販売開始30日で423戸中、70%が売れたという人気ぶりです。不動産のデータによるとコンドミニアムの取引件数は、年間5,400件程で、中央値は約A$500,000(約4,500万円)、戸建は年間240件程で、中央値はA$600,000(約5,400万円)となっています。
- 3.サンクチュアリーコーブ・リゾート
- オーストラリアでも屈指のプレステージリゾートで、オーストラリアを代表する政財界、スポーツ界の著名人や、世界の富裕層がこの地に暮らしています。リゾートライフに欠かせない、ゴルフ、マリンライフ、レストラン、カフェ、ショップ、スポーツクラブ、ホテル、スパなどの施設が充実しており、ワンランク上の優雅なライフスタイルをこのリゾート内で満喫できることが、このリゾートの最大の特徴です。リゾート内にある物件で一番人気のあるのが、ウォーターフロントの一戸建てです。敷地内のジェティ(桟橋)にクルーズを停泊でき、自分の庭から内海(ブロードウォーター)や紺碧の大海原に乗り出す事が最高のステータスとなっています。またフェアウェイフロントの物件は、リビングルームからゴルフ場の眺望が楽しめることは勿論の事、庭先からフェアウェーに出ることもできます。またこのリゾートのもう一つの特徴は「特区」として政府より指定されており、外国人でも中古物件が自由に売買できるという点です。価格帯はヴィラタイプでA$600,000(約5,400万円)~、公園に面した一戸建てでA$1,000,000(約9,000万円)、フェアウェイフロント一戸建てでA$1,300,000(約1億1,700万円)~、ウォーターフロント一戸建てでA$1,500,000(約1億3,500万円)からお求めになれます。